裏山ハンモック 山怪
久しぶりに晴れたので裏山にハンモックを吊るす。
ふらっと山に入ってすぐ設置できるのがいい。
ハンモックで読もうとプライムリーディングで無料の本を漁る。
「山怪」。山であった不思議な話を集めた本。
キツネ、タヌキ、火の玉、神隠し…。
怖い話は少ないが、山の中で読むと雰囲気があって心細くなる。
ツクツク、ミンミンなくセミがはやし立ててくれてるときはいい。
急に静かになるとあたりの気温がすっと下がる気がする…。
何時間もいると鹿や鳥が近くまで来るのも面白い。
しかしスズメバチがやたらとまとわりついてきたのには閉口した。
本気になれば布越しでも針が刺さりそうだから、体の下でガサガサやられたときは飛び起きた。
山の畑レポート ひさびさの畑 やっぱり鹿
ムシカビもしくはグリーン・デイのスタンド攻撃。
ひさびさに畑に行ったら鹿。人間も結構食べてたから被害は少ないけど…。
ちょうど摘心しようと思ってたし良しとしよう。
いつまで収穫できるのか残暑次第。
シソもようやく大きくなってきました(遅い?)
この尺取虫、かわいいけどキケン。
ほかの虫が食べないハーブの葉や若い茎の根元を折る。
しかも食べたり食べなかったり。一番育ってたシソもこいつに折られた。
今日の収穫。
バジルとストロベリーミント。
バジルはジャガイモと炒めました。
パリッパリです。相変わらずの食材殺し。
けどウマし。
ミントはこれ。この前作ったミルクチーズ。
あれからちょくちょく作ってます。
番組ではソースにしてましたが、乳臭さがちょっと気になる。
料理より甘系の方が合うんじゃないかと思い、ほんの少しの塩、砂糖、そしてミントを入れて冷凍庫へ。アイスになるのかどうか…。
この状態でオレオ砕いて入れたら絶対うまい。
フィルムの頃 印画紙の記憶 黒の色
前回に続き写真昔話。
幸いレンズ沼とやらにははまらず、50ミリ1本で撮っていたのですが、印画紙には色々手を出しました。
フィルム、フィルムと現像液の組み合わせ、現像液の温度、そして印画紙。
この辺でぱっと見の雰囲気が変わるのです。
フィルムはフジに始まりイルフォード、最終的にコダックTRI-X、現像液はエクストールの組み合わせに落ち着きました。
ブタの写真の頃はまだネオパン400にD-76という組み合わせで使っていました。
夏にかなり雑な現像をしていたので粒子が荒れています。
当時は反省しましたが、デジタルのきれいな写真に慣れてくると、モノクロはこれくらい粒子感があった方がええなぁ…となってくるんで不思議なもんです。
最初に使った印画紙はイルフォードのマルチグレード(多階調)RCペーパー。
フィルターでコントラストが変えられて、水に入れてもふやけず、水洗時間も短いお手軽なヤツ。しかしプラスチッキーな質感がなんとも…。
すぐに同じくイルフォードのマルチグレードのバライタ(ファイバーベース)に移行。
これは普通の紙のように水でふやけます。
現像、停止、定着、水洗とそれぞれのバットを移動させるわけですが、移動途中でトングから落ちてクタッと二つ折りになった事数知れず…。
印画紙のサイズが大きくなると、息を止めて移動させてました。
光沢紙でも安っぽさが無く、黒の階調の豊かさには「おおっ」ってなりました。
ファイバーベースというだけあって、繊維の微細な凹凸が作る質感がいいんです。
水洗促進剤を使っても水洗時間が長いこと、乾燥させると波打つことも難点で、写真を伸ばすためにスケッチブックに挟んで布団の下に入れる「寝押し」なんてこともしてました。すべてがアナログの時代。
そのうち黒にも種類があることに気付きます。
同じイルフォードでもウォームトーンなら緑、ケントメアは冷たく青みがった黒。
当時安かったアグファも使いました。憧れはベルゲール。使わなかったけど。
最終的にオリエンタルの2号と3号の号数紙がメインになりました。
多階調紙と違いコントラストは変えられませんが、今までつぶれていた黒の中にしっかりと階調が現れたのです。フィルムの情報の再現性が高い。
焼き込み、覆い焼きが楽(めんどくさがりなのでこれが大きい)。
ブタの写真も多階調紙では草を相当焼き込みましたが、オリエンタル2号では黒豚を覆い焼きしたくらいで、ほとんど一発焼きに近かったと思います。
多階調紙は部分的にフィルターを変えて焼いたりと便利ですが、何かを犠牲にしているのかもしれません。
しかし号数紙の製造中止、他の印画紙も大幅な値上げ。
自然と写真から離れることに…。
フィルムの頃 覆い焼きとか焼き込みとか…
最近カメラを買い替えたんですが、視度調節しても見えない…。
ニコンのカメラだったから、もしかして接眼補助レンズの規格同じじゃね?と思って昔のフィルムカメラから引っぺがして付けてみたら見事にはまりました。
マウント以外も意外と変わってないんだなぁ。ちょっと感動。
そんなこんなで押し入れを漁ってたら20年くらい前の写真が出てきて、懐かしく眺めていたのであります。
この写真、現像に失敗して、うっすいネガでさらに空は白とび、牛は黒い。
でも鳥がいい位置におるよな~、焼きてぇな~、ということで「めんどくせぇ、めんどくせえ」と言いながら焼いた気がする。
ダンボールを丸くくりぬいたものに針金を付けたもの(覆い焼き棒と呼称)と、ダンボールに穴をあけたものを用意。
全体に露光しつつ覆い焼き棒を牛の上でフリフリ。
次に穴の開いたダンボールをひたすらフリフリして、穴から差し込む光で空を焼く。
これは引き伸ばし機のレンズを開放にしても数分かかった気がする。
中古で500円くらいで買ったF4.5のレンズでした。
しかし不自然ですね…。
ガチガチに焼き込んだり、真っ白に飛ばしたりしたバージョンもあった気がします。
もちろんいきなり本番ではなく、印画紙を小さくちぎって何度も試し焼き。
全体露光何秒…焼き込み何秒×何回とかメモりながら。